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鮭の日(報告).html                築地市場や魚と流通に関する話題

義同 くんのアラスカ出張報告
平成12年11月09日

 今回は当社の冷凍魚担当、義同 社員のアラスカ出張レポートです。
当社では海外の水産物の扱いが多い関係で、社員の海外出張もアラスカ、カナダ、ヨーロッパ、中国、インドネシアなど頻繁にあります。
 義同 渉 君は当社の冷凍魚(ギンダラ、メロ、など切り身用商材を中心に幅広く)担当のエースです。
 

魚河岸では永年同じ魚をいじっていると、顔がその魚になんとなく似て来るという話があります。そう言えば義同 君の顔も・・・・・・!?。

 ところでギンダラの頭(顔)って見たことありますか?。
 ギンダラは、日本に輸入される時、ほぼ100%頭ナシで入ってくるのでプロでもギンダラの顔を知っている人は少ないと思います。機会があったら写真でご紹介します。

出張報告書

期間 平成12年9月27日−10月1日

出張先: アラスカ サウスイ−スタン

同伴者 :専門商社A氏、築地荷受B氏、大口ユーザーC氏

現地案内: 現地商社D氏

目的 :ギンダラの主力生産地であるアラスカの現状視察ゼリーミートの現地での完全な選別が可能かどうか

9月27日

シアトル経由でシトカに入る。C氏の飛行機が遅れ、B氏、A氏とともにSSS工場内のバンクハウスに宿泊。
本日は、入船が少なく作業が終了していた。

9月28日

SSS工場見学
ギンダララウンドの入船有り、サイズは5アンダーが中心。鮮度は見た所まずまず。
今年はリザザラクションベイ、ノークエスト、タクトなどのパッカーが、サイズに関係なく他社より50セント程度高く買いつけしており、SSSでも良品の買付けが難航しているとの事。この買い付け価格は、日本マ−ケットよりも香港を意識した値段ではないかとの事。電話網の発展した今日では電話で値段を問い合わせ高い値段の工場に荷物が集まってしまうとの事。

昼食は現地テクニシャン、N氏にギンダラ鍋を作ってもらう。初めてギンダラの卵を食べる。タラの卵に似て、なかなか美味しい。
今年、初めて北海道のK社につんだとの事。値段はK/1300前後。もしこれが軌道に乗れば魚の値段が多少でも下がる期待も有り。
しかしながら、ギンダラの搬入が多い時期には手が回らず、大量生産に問題有りとの事。又、白子は医薬品メ−カ−に出荷しており、皮の黒い魚にしか含まれ無い特殊成分が有るとの事。

9月29日

ヤクタット SSS工場見学
工場の設備としては、シトカより落ちる。しかしながら回りに工場がなく、 環境も良いためか搬入の有ったギンダラの鮮度はシトカより上。
水揚げの現場にも立ち会う事ができたが、こちらの魚は船内での加工済みドレス。NPPIとしては鮮度のはっきりしている、ラウンドを中心に買い付けしているとの事。又、切口も工場での加工の方がきれい。
ヤクタットには、工場が二ッしか無くコンテナの引き取りが少ないためマ-ケットの状況にあわせ、出荷を早める事が出来ないのが悩みと工場長は話していました。

 

今回の見学で二っの工場を見学しましたが、
品質管理については、可能な限り気を配っているように思われました。
買い付けの段階でも、キャッチングからの時間制限を設けています。しかしながら、NO,1の中でも生の段階でゼリ-ミ-トが出無いであろう魚は10本のうち1、2本。もしこの魚のみを選別したら、とてつもなく高い魚になってしまい、現状の方法で妥協するしかなさそうです。
この点では、C氏も同意見でした。買い付けの段階でロットごとの検品しか手がなさそうです。
値段についても、華僑圏のマ-ケットの動き、アラスカの資源保護があり、高値安定は続きそうウです。

今回の出張では、なにもわからない所から、皆さんにご指導いただき大変感謝しています。特にB氏D氏両氏には、飛行機の手配、通訳等大変お世話なりました。
機会があれば、お礼に伺いたいと思います。また機会があれば今度は自分で企画を組んで出かけたいです。ありがとうございました。


写真左:ギンダラ漁船
写真上右:サイズ選別
写真左:話題のギンダラの卵。
写真右上:オヒョウの水揚げ
写真上:キンキ、メヌケの水揚げ。ギンダラと同時に漁獲される。

以上、義同 渉


(北田喜之助)


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