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’99冬 お歳暮商戦始まる。
平成11年11月26日

 ’99年の年末ギフト商戦の見通し
今年も11月も終わりに近付き、年末ギフト商戦の季節がやってきました。
 今回の不況下では、景気に左右されず根強いと言われていた「お歳暮」
商戦もモロに影響を受け、特に不況下でコスト削減したい「法人需要」が激減
して、法人の顧客の多い百貨店などは苦戦が続いています。
 また個人需要を見ても近年顕著な傾向だったのが、1個あたり単価の低下
でした。

また、販売チャンネルから見ても、「お歳暮は百貨店から送るもの」というデパートの包装紙ブランド信仰は年々薄れており、スーパーやカタログ通販、コンビニや産直などの利用で手軽に割安な商品を選ぶ、実質重視の傾向が見られます。
 これに比例して、百貨店のギフトセンターの規模は年々縮小しており、開設の時期も繰り下がる傾向にあります。(当社の納入先の新宿のK百貨店でも昨年より5日遅れのオープンでした。)
 反対に、S百貨店などでは、ギフトカタログの既存顧客に対し、早期に注文した場合の割引をして拡販する販売方法も見られるようになりました。
 商品面ではバブル期に見られたような話題先行の豪華商品はすっかり影をひそめ、最近のヒット商品を強いて言えば、もらった人が商品を選べる「セレクトギフト」程度でしょうか。

 さて今年のギフト商戦ですが、全体的には大きな伸びは期待できそうもありません。
 昨年までは消費税割引セールで大きくのばしたヨーカドーや、送料込み商品の独走で気を吐いた新宿京王百貨店のような例もありましたが、今年の場合、百貨店、スーパーとも表面的な予算は前年比95%程度、実際は90%を上回れば上出来というのが本音のようです。
 その中で唯一、郵便局の「東京特選品カタログ」だけは前年比105%(741,000個)の目標を掲げています。(これについては次回お伝えします。)

シーズン出足の状況
 現実に11月末現在のスーパー各社の今シーズン出足の状況はかなり厳しい様子で、大手量販店Dグループは前年比70%程度、また、今朝話をしたSグループのバイヤーも「後半で取り戻せない落ち込み」との事でした。
 反対にこのスーパーでは、「おせち」の予約販売が前年比120%の伸びで、2000年対応の在宅組や仕事残留組の影響だろうという話でした。
 一方、単価については、近年顕著だった1個あたり単価の下落傾向も、今年は限界に来て打ち止めになりそうだという見通しが百貨店の担当者などの間では数多く聞かれます。
 これは最近「送料込み」という販売方法が台頭してきて、元々単価が低い商品の場合、どうしても商品の内容にコストが響いてしまうと言う事も原因しているようです。せっかくの貰い物でも中身が余り貧弱ではかえって失礼になってしまうという事でしょうか。
 当社の扱い商品を考えた場合、送料が安くても数百円かかる事から、「中身」を考えると3000円以下の送料込み商品というのは、殆ど考えられません。送料込みの扱いが無理なくできるのは5000円以上程度の商品と言う事になるでしょう。
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 まだまだ暗い見通しの多い年末商戦ですが、やはり日本人にとって「年に一度の欠かせない伝統行事」です。
 ギフトについては、本物に目の肥えたお客様に、誠実な仕事でお応えするという基本に立ち返って質の高い年末商戦にしたいと考えます。
 特に当社では、百貨店、ショッピングセンター、量販店などのギフト商材の扱いに強みを持つと自負しております。
 また「魚がし北田」店頭やカタログ通販でも多くのお客様に御利用いただいております。
 今年も自信の商品に、より磨きをかけて皆様の御利用をお待ちしています。

(北田喜之助)


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