築地市場や水産物流通に関する話題、さかなを中心に「おいしいもの」に関する話題など。気の向くままに集めてみます。


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ジャパン・インターナショナルシーフードショー
平成11年7月14日

 The 1st Japan International Seafood & Technology Expo
  
会場:東京国際展示場 ”ビッグサイト” 西2ホール
  主催:社団法人 大日本水産会

 第1回 ジャパン。インターナショナル・シーフードショウを見てきました。
 こういう類の展示会というと、大きなもので「FOODEX」がありますが、今回のこれは水産物に対象を絞った展示会です。
 今回はこれのご報告、といっても私(北田)の知り合いの参加企業も多く話し込んだりして、あまりじっくり見てまわれませんでしたのでイメージだけですが駆け足で紹介します。
 

シーフード「魚」に的を絞った展示会
の為か、会場のイメージは「プロ仕様」
といった感じで、Foodexなどに比べ
ハデさはあまりありません。
ビッグサイトの会場入り口。西ホールはFoodexなど
が開かれる東ホールに比べて小規模。

参加企業は、日水、マルハ、ニチレイといった大所から、地方の漁組までさまざまでした。
また海外からも、米国、ノルウェーといったこの手の展示会の常連に加え、イランのような国や台湾の企業などの出店もありました。

 この展示会は、水産物オンリーの展示会で地味なイメージがあるせいか
会場には、他の展示会のように一般のお客さんや女性、子供の姿はまった
くと言って良い程見られませんでした。
 その反面、水産物の展示の内容については、地味ではあるが充実して
いる印象でした。
 水産物の世界では、農産物の有機といったブーム的な話題も少なく、派手
な話題も少ないせいか、どのブースも自社の製品を並べたり、自国の産品を
並べて、じっくり見てくださいといった展示で、特別なアトラクションや試食を
用意しているケースは少なかったようでした。
上:「イラン」のブースではチョウザメや
キャビアをアピール。


右:石原水産では自社製品「かつお
 のたたき」の試食。

左:「ぎょれん」のブー
スでは北海道産の
鮮魚の産直をアピー
ル。
 これだけで「北海道
フェア」ぐらい出来て
しまえそう。
上左:武輪水産のブース正面。黄色いジャンパーは武輪常務、私達の
友人です。武輪水産の工場のHACCP対応(申請中)の様子をパワー
ポイントの画面でディスプレー展示。(武輪常務の自作したものだそうです)

上右:武輪水産ブース内の「単品管理追跡システム」の展示コーナー。
 何しろ武輪さんはシステムにメチャ詳しくて、私もお世話になっています。
 とうとう商売にしてしまったのか!!。

 ショウを見ての全体的な印象は、こういう展示会があってもいいなという事でした。一般の人にはちょっと地味過ぎてつまらないかもしれませんが、その分我々プロがじっくり話もできるし見て回れるといったところです。
 Foodexなどの最近の展示では、ワインやオーガニックの農畜産物の展示ばかり目につき、水産物の展示が年々貧弱になっていくようで寂しい思いをしていたので、それを補ってくれるのではないかと思います。
 Foodexも最初の頃は世界各国が競って自国の水産物を紹介していて、当社も当時はアメリカ商務省の展示のお手伝いをしていた事もありました。しかし各国とも少しずつ水産物に関しては力を抜くようになってしまったようで、たとえばチリの展示などではビッグな産業である筈の養殖鮭の展示は申し訳程度しかなく、その反面ワインの展示と売り込みが「これでもか!」という程ハデにやっていて、私としてはガッカリした記憶があります。
 魚に関しては世界中の海を開拓し尽くして、これからはもう未知の魚種が新しく市場へ新規参入するといった時代ではないのかもしれません。

左:アラスカシーフードマーケティング
  協会(ASMI)のブース


 これからは、今の商材の中からプロの目でホンモノの価値観をじっくり比較検討していく事になるのでしょう。その意味でこの展示会は「プロの方必見」といったところでしょうか。
 最終日:16日(金)16:00まで

(北田喜之助)


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